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抽出後のコーヒー(珈琲かす)を食べてみた

前回は、健康的で美味しい「バタースコッチ風コーヒー(ギーコーヒー)」のご紹介でしたね。

今回は、コーヒー豆再利用のご紹介です。

ドリップ後のコーヒーかす再利用

以前お話ししましたが、ドリップ後に残ったコーヒー豆(かす)は、乾燥させて消臭剤として使ったり、ピンクッションの中身に使ったりがお勧めです。
特に消臭効果は抜群で、下手な消臭剤よりもよく効きます。
乾燥していなくても効果があり、生ゴミの中に使用後のコーヒー豆(粉)を捨てるだけで臭いが激減するのでよく分かりますね。
またピンクッションでは、コーヒーかすに含まれる油分が針の錆を防ぎ、布すべりも良くなります。

ところで、再利用で食べるのはどうでしょうか?
あるお客様から「炒って食べてみた」という話を聞き、早速試してみました。


「コーヒーかす」を食べてみる

まず、抽出直後の湿ったコーヒーかすを食べてみました。
「ジャリ、ジャリ・・・」
うーん。苦くて口に残り、飲み込むのが辛い感じの味わいですね。

次に、フライパンで炒る方法を試してみました。
乾炒り(からいり)するので、テフロンではなく鉄のフライパンを使用。
抽出後の湿ったコーヒーかすを入れて、焦げないように気をつけながら水分を飛ばしました。

食べてみると・・・・
湿っている時よりもサラサラしていて、食べやすくなりました。
もちろん、挽きたてのコーヒー粉に比べると香りもありませんし、パリパリ感もありません。
そのため、チョコレートやクッキーに混ぜ込むのは良いかとは思いますが、そのまま食べるのは・・・どうでしょう?

では乾煎りコーヒーかすの特徴をまとめてみましょう。

【良い点】
サラサラした食感で、湿っている時よりも食べやすい。
コーヒー液抽出後なので、カフェインが減っている(カフェインが気になる方向け)
苦味が残っているので、チョコレートなど強い甘味と合う(はず)。

【残念な点】
挽きたてコーヒー粉のパリパリ感に比べると、食感が劣る。
香りが殆ど無い。

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以前お話しした通り、オーガニックのコーヒー豆なら丸ごと食べても大丈夫です。
ただ私だったら、チョコレートや焼き菓子に混ぜるとしても、「かす」ではなく「挽きたてのコーヒー粉」の方を使うと思います。
香りが全然違いますし、どうせお菓子を作るなら美味しく出来上がった方が嬉しいので。

「いやいや、勿体ないからコーヒーかすも全部消費したい!」という方は、ぜひお試し下さい。



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