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ハワイ島ブロッカ大量発生!その後

農薬を使わない大変さ

以前、ハワイ島コナ地区で害虫ブロッカが大量発生し、農薬を使わない農園が非常に厳しくなってきているお話しをしましたね。
コーヒーの果実を見ただけでは、被害があるかどうか一見分かりにくい害虫ブロッカ。豊作だと思っていたのに、精製してから虫喰い豆が沢山見つかった時のショックは想像を絶するものでしょう。

ハワイ島にその害虫が上陸するまでは、どの農園でもそれほど強い農薬は必要なく、ただ雑草を引き抜くのが大変だから除草剤を使うことはよくあると聞いていました。
でも近年ブロッカの被害が深刻になり、農薬無しでの栽培が難しくなる中、当店がお世話になっているコナ農園は「安心して飲めるコーヒー」にこだわり続け、地道に農薬を使わずに栽培を続けてきました。

その結果、今年はブロッカの被害も少なく、3年ぶりに新豆を入荷することができました!あきらめずに待ち続けて、本当に良かったです。でも、どうして今年は大丈夫だったのでしょう?

カビと害虫のバランス?

実際のところはよく分からないのですが・・・という前置きのあと、「ここ数年、雨が少なく乾燥気味になり、害虫に効くカビが発生しにくくなっていたが、今年度は雨が降ったので大丈夫だった」という説が有力、とのことでした。

カビも害虫も自然界に存在しているのですが、一昨年の干ばつの時に森の中の害虫に対するカビが減ってしまい、そのバランスの不均衡が害虫の大発生を招いた可能性が高いとのことです。
コーヒーの果実(木になっているチェリーの時)の下のところに、白いカビがついていることがあって、これがその害虫に効くカビだとか・・・

私が農園に行って果実(チェリー)を見た時には、そのカビの存在に気付きませんでした。
「わー、美味しそう!」と言いながら、2〜3粒摘んだのをそのまま食べたりしましたけど。
ちなみにコーヒー果実は赤くて美味しそうですが、果肉は薄くて殆ど無く、その味はナスを甘くした感じです。一度食べたら、もう食べなくても良いかな^^;
今度収穫時に行く機会があったら、ぜひカビの写真を撮ってきたいと思います!

 


 

 

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