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有機栽培製ネルのススメ

今日は、ちょっと洗うのが手間だけど、とってもまろやかで美味しいコーヒーができる「有機栽培製ネル」についてお話したいと思います。

有機栽培製ネルの良い所

味噌こしネルドリップ 市販のネルドリップも良いですが、当店では有機栽培製ネルを「味噌こし」や「ドリッパー」に敷いて、ペーパーフィルター代わりに使うことをおすすめしています。
その理由は?

(1)何度も使えて洗いやすい
使い捨てではないので、何度も洗って使うことができます。だから、環境にも優しく、とっても経済的。
また、市販の立体的なネルドリップと違って一枚の布(縫い目無し、切りっぱなし)なので、コーヒー粉を落としやすく、保管もしやすいです。
保管方法は「水に浸して冷蔵庫保存」という方法が一般的ですが、熱めのお湯でよーく洗って干しておくのも、冷蔵庫の肥やしにならなくてオススメ。縫い目が無くて、ハンカチのようにヒラヒラしてますので、乾きも早いです。
ただ、市販のネルと同様、使っているうちに目詰まりしてきますので「最近ちょっと、コーヒーが濃すぎるかな?」と思ったら交換してください。「2ヶ月くらい使い続けると、ちょうど良い濃さになる」というご意見もありますので、自分好みの濃さを見つけるのも良いですね。

(2)薬品臭が無い
当店のネルは、化学肥料、殺虫剤、除草剤、落葉剤等を使わず、手間暇かけて安全な有機栽培で育てられたコットンを使用しています。
コットンが生来持っている油分が残っていますので、初めて使用する時だけは数分煮沸するか、熱湯に浸した方が良いでしょう。
有機栽培のコットン収穫量は、世界の収穫量の0.2%という少なさだそうです。希少価値の高いネルを、大切に長く使っていただければとても嬉しいです。
一方、市販のネルは有機栽培ではありませんし、加工段階で薬品処理も施されています。もし市販のネルを使用する場合は、たっぷりのお湯で20分以上煮沸し、薬品類をしっかり落として下さい。
そうすれば、最初から美味しいネルドリップのコーヒーをお楽しみいただけると思います。

「味噌こし」と「ドリッパー」

味噌こし(大)でネルドリップ 1〜2人分用の味噌こし(直径7cm)だと、サーバの注ぎ口に収まるのですが、3〜6人用の味噌こし(直径10cm)だと、はみ出て不安定になりやすくなります。
そのため、左手で味噌こしを押さえながら右手で湯を注ぐ(写真上)という技を使うことになりますが、不慣れな方や蒸らし時間を利用して他のことをしたい方には下記の方法がおすすめです。

写真(下)は、ドリッパーと有機栽培製ネルの組み合わせたものです。ペーパーフィルター用にデザインされたドリッパーですが、ネルを代わりに敷いても全然問題ありません。ハリオドリッパーでネルドリップ
安定感もあり、蒸らしている間に他の作業ができて楽!と、ご好評いただいております。味わいも、本格的なネルドリップと遜色ないのが嬉しいですね。
有機栽培製ネルをストックしておき、ペーパーフィルターが切れた頃に試してみてはいかがでしょう?
有機栽培製ネル(大:250円、小:200円、税別)は、当店のコーヒー豆と一緒にこちらからご購入いただけます。

< 参考 >
茶こし(味噌こし)布ドリップ法
ネルドリップ
ネル再考
正統派ネルの保管方法

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