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秘蔵!コーヒー豆知識

アイスコーヒー・ホットコーヒー&コーヒーの木

コーヒーに合うミルク比較(牛乳・脱脂粉乳・全粉乳&アレ)

今日は「コーヒーに入れるミルクは何が一番合うか?」について、身近なミルクを例にあげてお話ししたいと思います。

牛乳を入れる場合

コーヒー牛乳、カフェオレが好きな方は、やっぱり牛乳が一番人気!
アイスコーヒーだったら、そのまま冷たい牛乳を注げばお好みの味わいに調節できますね。
牛乳自体に水分が多いので「コーヒーが濃すぎて飲めない!」という理由で足す方も多いのではないでしょうか。

温かいコーヒーと混ぜるなら、冷めないように牛乳も温めて・・・小鍋で温めるのはちょっと面倒という方は、電子レンジを利用するのも便利です。どちらの場合でも、温めすぎないように気をつけて下さい。

温め方は、沸騰しないように短時間で加熱するのがベスト。あまり長く高温で加熱すると、独特の加熱臭が出て本来の風味が飛び、タンパク質でできた膜の泡ができて噴きこぼれの原因にも。
この膜には、乳脂肪や乳糖など他の成分も吸いつけられるため、残りの牛乳の成分が薄くなってしまいます。温めすぎた牛乳が薄く感じるのは、このせいだったのですね。
この膜を作らないようにするには、混ぜながら温めたり、電子レンジなら時々混ぜて均一に温度を上げたりして、沸騰しないように気をつければ大丈夫です。

スキムミルクパウダー(脱脂粉乳)を入れる場合

スキムミルクはほとんど脂肪分を含まないため、脂肪を摂取したくない方にはピッタリ!ただ味わいがコーヒーに合うか?と聞かれれば賛否両論なので「お好みによります」とお答えするしかなく・・・大変恐縮です。
牛乳と比べるとコクや風味は減りますが、ミルク感は十分楽しめると思います。もし興味がありましたら、ぜひお試し下さい。

コーヒーに加える時に気をつけたいのは、メーカーによっては溶けずにダマになってしまうということ。使う前にダマになるかどうかチェックしてから、コーヒーに入れるようにしましょう。
もしダマになる場合は、下記方法のどちらかをお試し下さい。

・湯(50〜60℃)にスキムミルクを浮かせて泡立てながら溶かした後、コーヒーに入れる。
・少量の湯で練り混ぜながら、少しずつ湯を足して溶かした後コーヒーに入れる。

 

ホールミルクパウダー(全粉乳または全脂粉乳)を入れる場合

牛乳をそのまま粉末にしたものなので、牛乳が好きな方ならまず大丈夫
たっぷり入れればクリームを入れた風味に近づけることもできます。
コーヒーにもサッと溶けるものが多く、そのままコーヒーにお好みの量を入れられるのも便利ですね。

特に「牛乳の水分でコーヒーの味・香り・風味を薄めたくない!」という方には、ピッタリ。コーヒー本来の香りやコクを残しつつ、ミルクのまろやかさをプラスすることができます。

もし牛乳と同じように使ってコーヒーを薄めたいなら・・・
わざわざお水やお湯で溶いてミルクを作ってから、アイス&ホットコーヒーに入れる必要はありません。ホットならコーヒーにお湯を足して(アメリカン?)、ホールミルクパウダーを後から入れれば、ミルクを入れたことと同じになりラクですね。

 

いずれにしてもアレよりは良いかも・・・

どれが一番コーヒーに入れるミルクとしてピッタリか?
味わいの好みや、体調管理のしやすさ、使い勝手、開封後の消費期限の長さ等、いろいろ考慮して一番合うものが見つかると良いですね。

今回はミルクに焦点を当てましたが、いずれにしても使い放題の「コーヒーフレッシュ(小型カップ入りクリーム)」よりは良いかなと思いました。
アレは「植物油に水を混ぜ、添加物で白くし、香料を入れてミルク風にしたもの」で乳製品ではないですから。
コーヒーにサラダ油を入れるのはちょっと・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか。
コーヒーフレッシュが好きな方、どうもすみません。

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