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 挽き加減で七変化

さて問題です。


ここに、焙煎したコーヒー豆があります。
この豆でドリップして、次のような味わいを出したい時・・・
あなたならどのように挽きますか?

(1)濃い味にしたい。
(2)1〜2人分抽出でも、しっかりコクを出したい。
(3)あっさりした味にしたい。
(4)ゴージャスな味にしたい。

答え

中挽きを標準の味とすると・・・・

(1)濃い味   :細挽き〜やや細挽き
(2)1〜2人分でコクを出す: 細挽き〜やや細挽き
(3)あっさり味 :粗め中挽き〜粗挽き
(4)ゴージャス味:粗め中挽き+豆多め

解説


(1)「今日は、刺激的な濃いコーヒーが飲みたい」と思ったら、
   迷わず細挽きにしましょう。
   パウダー状になるまで細かく挽けば、コーヒー成分がしっかり抽
   出され、濃い味わいに。
   飲んだ後の余韻もたっぷり楽しめるコーヒーになります。


(2)1〜2人分だけをしっかり抽出してコクを出したい時にも、細挽
   きがおすすめです。
   豆量が少ないと、湯が通る「コーヒー粉の層」が薄くなり、味わ
   いも薄くなりがち。その分を挽き加減で補うのも1つの方法です。


(3)「今日は、どうも胃の調子が良くないな。あっさり味のコーヒー
   にしようか。」と思ったら、迷わず粗挽きにしましょう。
   粗挽きにするとコーヒー成分が出過ぎないので、「軽い味わい」
   に仕上がります。
   「香りはしっかり、でもあっさり」は、粗挽きならではの味わ
   いですね。


(4)「突然の来客だ! どうしよう。とりあえず、ゴージャス(?)
   な味わいのコーヒーで、おもてなしを・・・」そんな時は、粗め
   に挽いて、豆を多めに使いましょう。

   豆を多めに使うことで、「香り・コク・まろやかさ」といった
   美味しい部分だけ前面に出てきます。(※1)
   また、粗めに挽くことで、濃くなりすぎません。

   浅めの焙煎〜深煎りまで、ゴージャス味に合います。特に酸味
   のあるコーヒーは、味わいの違いがハッキリ出て面白いです。


同じ豆でも、挽き加減で全然違った味わいになります。
自分の好みにピッタリ合った挽き加減が、見つかると良いですね。

<参考>
(※1)参考「実験! 前半と後半」
    
(※2)上記は、焙煎したての新鮮な豆を使った場合に限ります。
    焙煎日不明の古い豆では、残念ながらゴージャスになりません
    ので、ご注意下さい。



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