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コーヒー豆の鮮度による味わいの違いを知る

前回は、「「フレンチプレスに目盛りが無い理由」についてお話をしましたね。

今日は「鮮度による味わいの違い」についてお話ししたいと思います。

鮮度が分かる、分からない?

ご存知の方も多いかと思いますが、弊社は「焙煎日発送」が鉄則です。
そのためお届け日を指定されても、ご要望にお応えできないことも・・・

先日お客様に「焙煎が一杯で、お届け指定日には間に合いません。その翌日でしたら焙煎・発送が可能です。」
とご案内したところ、「そこまで鮮度にこだわる理由が全く分からない」と言われてしまいました。

「一日古くても、味わいの違いは自分には分からない。分かる人の方が少ないのでは?」
「購入した後どうせ2−3週間かけて飲むから、そこまでこだわる意味が無い」とのことでした。

確かに一日古い豆でも良ければ、かなり作業は楽になりますし、出荷量も増やすことが出来ます。
自家焙煎店でも焙煎後1週間以内に売り切るお店、2週間以内に売り切るお店など色々ありますし、その方がずっと豆のロスも少なくガス代も節約できます。
またご指摘の通り「味わいの違いが分からないお客様」も、いらっしゃるかも知れません。

でも「分かる方には分かる」ので・・・そこはどうしても譲れないのです!

さらに、その日に発送する豆の種類によって鮮度が変わってしまうのも心配です。
もし「A様宛のコーヒー豆は焼きたてだけど、B様のコーヒー豆は1日古い」ということが起これば、公平性に欠けてしまいます。

それを某ファストフード店で例えると・・・
「ポテトを注文したら、フニャフニャだった。前回注文したときは揚げたてカリカリだったのに」
という感じでしょうか。
そういう不公平なことが、弊社では絶対起こってはならないのです。

・・・そんな風にポテトでがっかりするのは、私くらいですかね?


鮮度による味わいの変化を知る

ここで、焙煎日からの味わいの変化を見てみましょう。

【焙煎当日】
香りやコクが少なめ、まろやかさ控えめ。透明感のある味わいです。

【焙煎後、翌日・翌々日】
豊かな香りが最も出る時で、コク・まろやかさも増します。私(店長)が一番お勧めの飲み頃です。

【焙煎後3日以降】
まろやかさはそのままに、香りが少しずつゆっくりと抜けていきます。
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※味わいの変化は、下記条件を満たした場合に限ります。
(1)焙煎豆のままお買い上げいただき、抽出直前に挽いた場合。
(2)商品到着後しっかり密閉保存(夏期は冷蔵保存も)された場合。
(3)時間をかけてじっくり丁寧に焙煎されている場合(短時間焙煎・雑な焙煎だと、まろやかさが出ません)。

焙煎日に発送することで、ぜひ「味わいの変化」をご自宅でも楽しんでいただきたいです。
※焙煎当日の味わいを追求する場合は、生豆でご購入・ご自宅で焙煎していただくことをお勧めします。

「最高の一杯のためにどうしても妥協したくない!」という気持ちが大きく、他にも色々とこだわりがあって大変ですが・・・・
私達のコーヒーを支えて下さっているお客様のおかげで、何とか続けることができています。
本当に有り難い限りです。これからもご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。



 


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