コーヒーと砂糖(コーヒーシュガーとは?) 

●違いをご存じ?

「コーヒーに、まずお砂糖を」という方も多いのではないでしょうか。
コーヒーの苦みを優しく包んでまろやかにしてくれる・・・。
砂糖にはそんな役割がありますね。

何気なく入れているお砂糖ですが、実は色々な種類があります。
ここでは、よく見かけるものをご紹介しましょう。

・上白糖
 もっとも一般的な砂糖。結晶が細かく、しっとりとした感じ。

・グラニュー糖
 上白糖よりも結晶が大きく、サラサラした感じ。
 クセのない淡泊な甘さを持つ。

・角砂糖
 グラニュー糖などに濃厚糖液を加えて四角に固め、乾燥させたもの。

・氷砂糖
 氷のように見える大きな結晶状のもの。
 ゆっくり溶けるのが特徴。

・ガムシロップ(シュガーシロップ)
 砂糖を水で煮溶かしたもの。
 ※昔は砂糖の結晶化を防ぐために植物の幹からとれる「アラビアガム」
  を入れて販売されていたため「ガムシロップ」という名前になったそ
  うです。

・三温糖 
 グラニュー糖や上白糖を製造した後に残る蜜を使って作る。
 コクのある甘さと独特の風味を持つ。
 ※「砂糖の汁を三度煮詰めて作った」から三温糖と呼ばれたそうです。

・黒砂糖
 結晶と蜜を分けず、さとうきびの搾り汁をそのまま煮詰めて砂糖に
 したもの。濃厚な甘さと、強い風味を持つ。



●コーヒーシュガーとは?

コーヒーシュガーと呼ばれるものは、上記の「氷砂糖」の仲間です。
「氷砂糖」にカラメル溶液を加えて茶褐色にしたもので、ゆっくり
溶けて甘さの変化を楽しむことができます。


ただ、冷めないうちにさっさとコーヒーを飲む人には、溶けるのが
ゆっくりすぎて「焦れったい!」かも知れません。
あと、添加するカラメルが「カラメル色素」の場合は要注意です。(※)


では「コーヒーにピッタリの砂糖」はどれでしょう?
コーヒー本来の香り・風味を楽しむなら、やはりクセのない淡泊な甘さ
を持つ「グラニュー糖」系でしょうか。
甘みの変化を楽しみたいなら、スプーンでクルクル混ぜないようにすれ
ば良いですしね。


では「コーヒー本来の甘み」を知るためには、どうすれば良いでしょう?
ハッキリ言って、砂糖は「邪魔者」になります。
砂糖を入れてしまうと、コーヒーの繊細な甘みを感じることはできなく
なってしまうからです。



もし焙煎したての新鮮なコーヒー豆を入手できたら・・・。
まずは、砂糖もミルクも入れずに飲んでみてください。
コーヒーが持つ本来の甘みを、あなたも感じることができるかも知れま
せん。


※カラメル色素については、こちら↓をご覧下さい。
 http://www.kimameya.co.jp/mame/cafeaulait.html


 

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