前回は、コーヒーのダイエット効果についてお話ししましたね。
どのようにコーヒーが効くのか、いつ飲むのが効果的か、についてお話ししました。
今回は「コーヒー豆屋を始めた理由」をお話ししたいと思います。
珈琲豆屋をやっていると「コーヒーが大好きだったから始めたの?」とよく聞かれます。
全くそんなことはありません。
むしろ、若い頃はコーヒー嫌いでした。
香りは好きでしたが、飲むと苦くて酸っぱくて全然美味しく無くて・・・
どんなにミルクやクリームで薄めても、胃が痛くなったからです。
ドリップしたてのコーヒーなら大丈夫では?
サイフォンなら大丈夫では?
挽きたてなら大丈夫では?
・・・と色々と試しましたが、やっぱり胃が痛くなりました。
多少、賞味期限切れのものを食べても大丈夫な胃腸なのに、コーヒーだけはダメ。
コーヒー大好きな人達を見て、「実はやせ我慢しているのでは?」と思ったことも。
だから喫茶店では、いつも紅茶を注文していました。
それでは、なぜコーヒー豆屋を始めようと思ったのでしょう?
きっかけは、私が環境問題に大変興味を持っていたことでした。
農薬やダイオキシンについて一所懸命勉強していたところ、恐るべき事実を知ってしまったのです。
世界の農作物で最も農薬が使われているのは、
1位 綿(コットン)
2位 タバコ
3位 コーヒー豆
・・・と言われています。
飲食する農作物としては、コーヒーがダントツ1位ですね。
綿とタバコもビックリでしたが、コーヒー豆も?
ブロッカというコーヒー豆の中に住む虫を殺すために、かなり強い農薬を使います。
農薬を散布する農園の人々の健康だけでなく、大気汚染・土壌汚染、それによる水質汚染等々。
その地域全体の問題となってきているという事実。
そして、コーヒー豆に含まれている残留農薬の問題。
知っていて飲むなら、それは個人の自由なので問題無いと思いました。
でも、もし知らない人が殆どだとしたら・・・真実を広めなければならない。
誰もやらないなら、私が広めなければ・・・!
まだ20代の頃のお話です。
若かったので、怖いもの無しでしたね。
建築士として働いていたけど、脱サラして一気に走り出しました。
このときの強い気持ちが、弊社(生豆屋)の経営理念の原点となっています。
生豆屋がある限り、この理念が変わることは絶対に無いでしょう。
次回は、コーヒー嫌いだった私がどのように「本物のコーヒー」と出会い、
なぜコーヒー大好きになったか。
・・・についてお話ししたいと思います。